森林養生プログラムに参加してまいりました!
医療コラム夏休みも半分が過ぎ、昨日は涼しい1日でしたね。
ご無沙汰しておりました。スタッフの、WRAPネーム「ぼっけ」です!
今回は、先月、北海道下川町にて行われた「森林養生プログラム」に参加させていただいたことを綴りたいと思います(^ ^)
下川町は、スキージャンプの葛西選手のふるさとであり、林業の町として知られる町です。北海道のど真ん中のちょっと北あたりです。町の小高い山の道端に車を停めて周りを見渡すと、足元にはセントジョンズワート、見上げればリンデンのお花の優しく甘い香り。。。人間は、長い間、自分たちを癒してくれる植物に囲まれて、その植物の力を借りて生かされてきたのだなあと感じずにはいられませんでした。それと同時に、植物のことを何一つ知らない自分に愕然。。
そして、今回のメインイベントは、間伐予定の北海道モミを1本、自らで切り倒させていただき、枝葉を集め蒸留釜へ入れ、出てきた芳香蒸留水の上に溜まった精油部分をすくい取り、エッセンシャルオイルを作るという、スペシャルなものでした。
木を切らせていただている瞬間、その木がメキメキッと倒れていく瞬間。「普段何気なく購入したり、使っているエッセンシャルオイルは、大地と植物の命からの贈り物なんだな」と、「ありがたいな」と、ひしひしと感じました。
また、FSC認証という言葉も初めて知りました。森林の環境保全に配慮し、地域社会の利益にかない、持続的な森林利用をされている木材に与えられる認証だそうです。下川町は北海道で初めてこの認証を取得し、伐って育てる循環型の林業を実践しているそうです。仕事柄、「人間の細胞もいっしょだなぁ」などと考えつつ、社会の健康・自然の健康・人間の健康、みんなつながっているな、と感じながら、光り輝く精油を見つめておりました。
木材製品や紙製品を購入する際、FSCロゴの付いたものを選ぶことで、適切な森林管理を行っている林業者を支援することにつながり、それは森林保全に貢献することになるそうです。お店にない場合は、店長さんや投書コーナーでリクエストしてもいいかもしれないなと思いました。
買い物は投票と同じですから、これからは食品の裏のラベルを見るだけでなく、紙製品もチェックしてみようかなと自分に小さな使命を課すのでありました。