歌人が贈る、こころの処方箋🗻第六句
日常[秋風に たなびく雲の 絶え間より
もれ出づる月の 影のさやけさ]
訳:秋風が吹いて、横になびいている雲の切れ間から、もれ出てくる月の光は明るく澄みきっている。
「秋風」の語を用いた歌は百人一首では3首あります。
秋風と月を取り合わせて清々しい光景を詠んだこの歌。
秋風が吹いて、たなびいた雲の切れ間から、もれ出てくる月の光が冴えわたっている様子を詠みました。
先月の終わりには、13年に一度のスーパーブルームーンが見られましたね。
秋の夜空に、雲がたなびく隙間から見える月も、それもまた一興なのかもしれませんね。